脱毛方法の基礎知識

ワックス脱毛

薄着をする季節になると、やっぱり気になるのがムダ毛!何かしら見られているような気がして意識してしまいます。自己処理をする方法もあるし、エステサロンに行く方法もありますね。この記事では脱毛方法の基礎知識について詳しく解説します。自分にとって一番あっている方法を見つけてください。

永久脱毛の種類とは?

女性の背中

脱毛方法の中でも、もっとも関心があるのが「永久脱毛」でしょう。一定期間脱毛をしていると、ムダ毛が生えてこなくなる脱毛方法ですが、この方法もいくつかの種類があるのです。

  1. 01.レーザー脱毛
  2. 02.ニードル脱毛

がツートップでしょう。まずはこれからご紹介します。

01.レーザー脱毛

レーザー脱毛は「医療脱毛」ですから医療機関でないと施術できません。脱毛エステ・脱毛サロンで取り扱っている「光脱毛」と比べると痛みは強いです。これは単一の波長のレーザーを使うからです。ですが、医療機関で施術してもらえますから、麻酔クリームを塗布したりすることで痛みは緩和できますので心配はありません。一般的には毛周期に合わせて5回から6回程度で永久脱毛ができます。

ダイオードレーザー
比較的最先端の脱毛機器で従来のタイプよりも脱毛効果が高いです。お肌にも優しいです。直接お肌に照射しますから、皮膚表面を通過して毛母細胞にダメージを与え熱によって「毛」「毛根」「皮脂腺」が破壊されて毛が抜けるメカニズムです。
皮膚の表にでていない「休止期」になっている毛にダメージを与えることができません。だから、毛周期に合わせて数回施術しなければならないのです。効果が高いですからお勧めです。
YAGレーザー
お肌に出来ているシミの状態に合わせてレーザーの出力が調整できるタイプ。メラニンに反応するレーザーですから、あざやシミの治療にも使われます。出力が弱いですからお肌に優しい反面、効果が弱い面もあります。一般的なレーザー脱毛は「アレキサンドライト」の結晶を使いますが、このYAGレーザーは人工的に作った結晶をレーザーに使っています。
アレキサンドライトレーザー
普通のレーザー脱毛は施術する際に冷たいジェルを施術する部位に塗布します。こちらはジェルではなくて冷却ガスを利用します。前述した2つのレーザーよりも傷みは一番少ないです。広範囲の脱毛もできるので施術時間も短縮できます。コラーゲンの産生を促進する効果もあり、きめ細かいお肌になる美白効果も期待できます。

02.ニードル脱毛

今ではレーザー脱毛が一般的ですが、昔は永久脱毛と言えば「ニードル脱毛」でした。毛穴に針を差し込んで電流を流して、毛母細胞を破壊します。5ミリから1センチ程度のムダ毛を伸ばしておいて、針を毛の流れにそって挿入します。10秒から20秒程度電流を流すので強い痛みがあります。1本1本へのアプローチですから、脱毛が完了するまでに時間がかかります。痛みは注射麻酔や麻酔クリームで緩和できます。費用は高額なので、コスト重視な人にはお勧めできません。

エステティックサロンや脱毛サロンの種類とは?

水着姿で振り返る女性

気軽に施術してもらえるので人気になっています。では、どんな種類があるのでしょうか?

光脱毛・フラッシュライト脱毛

IPLを代表とする特別な光を照射して毛根のメラニンを刺激して脱毛します。医療レーザー脱毛と比較すると出力が弱いです。お肌へのダメージは軽減できますし、痛みも少ないです。

成長期になっているムダ毛にしか光によるダメージを与えることができませんから、毛周期に合わせて2か月から3か月に1回施術しなければなりません。永久脱毛ではありませんが、毛が生えにくくなります。時間経過によって、元のムダ毛の量になることもあります。

医療レーザー脱毛よりは料金が安く、広範囲に施術できるので時間は短いです。美肌効果が得られることも人気の理由です。出力が弱いので効果が実感できるまで日数がかかりますし、2年から3年までの期間が必要です。医療機関ではないですからお肌トラブルになっても、すぐに対処できません。

SSC方式 (スキーム・スキン・コントロール)
光に反応するジェルを最初にお肌に浸透させます。相乗効果で効率的に脱毛できます。医療レーザーよりも痛みが少ないです。皮膚にジェルを塗布することでお肌へのダメージも少ないです。VIO脱毛や顔にも施術できます。
IPL方式 (インテンス・パルス・ライト)
メラニン色素に反応する光を使用します。毛根にダメージを与えるので毛が抜けやすくなります。出力が低いですから、火傷のトラブルが起こりにくいです。毛の組織を破壊する方法ですから光脱毛の中でも一番効果が高いです。痛みも軽く人気の施術です。
SHR方式
光脱毛でも痛みが少ない特徴がある施術です。塗布したジェルの上から広い範囲に弱めの光エネルギーを照射します。毛包に光エネルギーを集中させます。前述した2つの方式はゴムで弾かれた程度の痛みですが、こちらのほうは温かさを感じる程度ですから、痛みに弱い人にお勧めです。

ハイパースキン脱毛

生えている毛にはダメージを与えず、これから生えてくる毛の種にダメージを与える方法です。低温の光エネルギーで温度は36度から38度です。火傷の可能性も低いので注目されています。毛の種の部分であるメラニンに反応します。「色素沈着」「シミ」「赤み」などのお肌のトラブルにも効果が期待できます。

アトピー性皮膚炎の人にも施術できます。施術頻度は月一回程度です。産毛にも光エネルギーが届き、光脱毛よりも短期間で脱毛が完了します。費用が高いのがデメリットですね。生えているムダ毛には作用しませんから、効果が実感しにくい面もあります。

セルフ脱毛の種類とは?

スキンケアクリームを手に塗る女性の手

医療クリニックや脱毛サロン・脱毛エステに通院するのは面倒ですし、お金も安くしたいならばセルフ脱毛です。しかし、方法が間違っているとトラブルになりますので、この記事を参考に間違っている場合は改善してください。

カミソリやシェーバーでの剃毛

カミソリやシェバーでムダ毛処理をする場合は、気になったときに手軽にすぐに処理ができます。自宅でのセルフ脱毛をしている人の中で、もっともポピュラーな方法でしょう。コストもそれほどかかりませんから、リーズナブルな料金が魅力的です。

問題になるのはカミソリーもシェーバーも刃物を使う方法です。正しい方法で使わないと肌荒れになってしまったり、色素沈着になってしまったりします。ここで、カミソリやシェーバーを使う正しい方法をご紹介しておきましょう。

  1. 1.お肌を清潔にします。
  2. 2.ローションやクリームを塗ります。
  3. 3.ムダ毛の流れを見ながら、その流れに沿うようにして、丁寧にやさしく剃毛します。
  4. 4.ポイントは刃先をお肌に当てる際に、お肌に対して真っ直ぐになるように意識してください。
  5. 5.剃毛をした後はアフターケアをしっかりしましょう。(化粧水・乳液・クリームなどを利用します)

カミソリやシェーバーを強くお肌に当ててしまうと、お肌が傷ついてしまうことがあるので注意しましょう。毛の流れに逆らってしまうとお肌の表面に傷がつきやすくなるので絶対にやめましょう。

脱毛クリーム・脱毛ジェル

クリームやジェルのパワーを利用してお肌のダメージを最小限にして脱毛をする方法が「脱毛クリーム」です。脱毛クリームや脱毛ジェルの中には特別な薬剤が含まれています。お肌の表面にでている毛を溶かしてくれます。脱毛をしたあとのお肌は滑らかにツルツルすると感じている人が多いです。

脱毛クリームや脱毛ジェルの使い方は、それぞれ塗布して一定時間放置します。その後、シャワーなどで流すだけです。デートをする前の日や突発的にムダ毛の処理をしなければならない場合に役立ちます。少し前までの脱毛クリームや脱毛ジェルは匂いが気になりました。またお肌への刺激がキツいので心配な商品もありました。最近は、お肌に優しいタイプも脱毛クリームや脱毛ジェルが多いです。ティーンエイジャーでも利用できるので安心して使ってください。

脱毛クリームや脱毛ジェルを使う場合の正しい方法をまとめておきましょう。

  1. 1.脱毛クリームや脱毛ジェルに薬剤が含まれていますので、使用する前に「パッチテスト」をして肌にトラブルがないかどうかをチェックしましょう。
  2. 2.バスルームでお肌を温めるようにして、毛穴が開くようにしておきます。
  3. 3.脱毛したい部分の水分をしっかりと取りのぞいてください。
  4. 4.脱毛クリームや脱毛ジェルを付属している専用のヘラやスポンジ類で均等に塗布しましょう。
  5. 5.塗布した部分にラップを巻いて10分程度、そのままの状態で放置します。
  6. 6.付属のヘラやスポンジを使って丁寧に優しく取りのぞきます。
  7. 7.シャワーを使って、しっかりとクリームやジェルを除去しましょう。
  8. 8.アフターケアとして、化粧水・クリーム・乳液をつけておきましょう。

ブラジリアンワックス

欧米では気軽に脱毛できる方法として人気になっています。「ブラジリアンワックス」の名前は美容に関心があるならば耳にしたことがあるでしょう。特にアンダーヘア専用の脱毛方法として重宝されています。ですが別にアンダーヘアに限定することもありません。

気になる部分のムダ毛のセルフ脱毛方法としてフル活用してください。カミソリやシェーバーを使うと、どうしてもカミソリ負けになったりとお肌のトラブルの原因になってしまいます。

では、ぶらんジリアンワックスを利用したセルフ脱毛方法をご紹介しておきますので参考にしてください。

  1. 1.お肌についている水分をきちんと拭き取ります。
  2. 2.軽くベビーパウダーを塗ります。
  3. 3.水あめ程度の堅さにしたワックスを専用のヘラでとります。
  4. 4.脱毛したい部位に塗ります。
  5. 5.そこにストリップシートを載せます。
  6. 6.お肌と平行方向に、一挙にワックスを剥がします。
  7. 7.ポイントは皮膚をしっかりと押さえるようにすることです。
  8. 8.アフターケアとして、クリーム・乳液・化粧水を使って脱毛した部分をマッサージしておくといいでしょう。

家庭用脱毛器

家庭用脱毛器は、医療レーザー機器や光脱毛機器よりも出力が弱いです。しかし、自宅でできますから、医療クリニックや脱毛サロン・脱毛エステに行く必要がありません。さまざまな家庭用セルフ脱毛機器が発売されています。共通しているのは、お肌のメラニン色素に反応して毛母細胞に光を照射してダメージを与える点です。

脱毛サロンや脱毛エステで施術してもらうことを自宅で簡単にできるわけです。多くの人達から注目されているセルフ脱毛方法です。機器によって利用する頻度は違います。説明書に従って使用するようにしましょう。自宅でできるからと言って頻度を増やしても、ダメージがあるので注意しましょう。使用する前後は清潔な保冷剤を使ってお肌を冷やすといいでしょう。

まとめ

花に囲まれた女性

脱毛方法の基礎知識についていろいろとご紹介しました。エステやサロンでも自宅でのセルフ脱毛でもいくつか種類があるのがご理解いただけたでしょう。

実際に、ムダ毛で悩んでいる人は少なくありません。黒ずみや肌荒れを起こしているときは自己処理が原因かと思います。クリニックやサロンでできる脱毛方法だけでなく、自宅で簡単にできる方法があるので検討してみてください。

別ページでは、脱毛に関するお役立ち情報を随時ご紹介してまいります。このページと合わせて参考にいただければと思います。ムダ毛の悩みを解消していただくために役立てると信じています。